チャレンジ・ダ・バイブル

 一九四五年、今から五八年前の八月十五日、日本は戦争に負けた。その戦争の中でたくさんの人たちが尊い命を落とした。戦争に行って死んだ人もいれば、日本にいても空から落とされたばくだんで多くの人たちが死んだ。日本の大きな町はみんな焼け野原になった。戦争は悲しい。
 悲しいだけではない。日本は戦争で多くのよその国の人たちに悲しい経験をさせてしまった。大勢の人たちを殺した。けがをさせた。苦しめた。私たちは忘れてはいけない。悪いことをした方は忘れても、された方の心の傷はなかなか消えない。  戦争が終わって、平和をちかった日本が世界に神さまの平和をもたらすようなそんな国になれるように、お祈りしようね。


八月十日(日)出エジプト三1〜6
 モーセは羊かいをしていました。けれどもホレブという山(シナイ山とも言う)に来た時に、神様がモーセをお呼びになりました。モーセははだしになって、神様のしもべとして、神様の前にひれふしたのです。


八月十一日(月)出エジプト三7〜12
 神様はイスラエルの人たちの叫び、そのいのりを聞いておられました。神様はイスラエルを救うためにモーセを用いようと考えておられました。でも、モーセは自信がない。だから神様はわたしは必ずあなたといっしょにいるとやくそくをくださったのです。


八月十二日(火)出エジプト三13〜22
 「有って有る者」というのは、いつもいてくださる方、決してこまることなく、世界を造り、今も支えていてくださる方という意味です。そんな力のある神様がイスラエルの人たちを救い出し、すばらしい土地に連れて行ってくださるというのです。


八月十三日(水)出エジプト四1〜9
 「でもきっとイスラエルの人たちはわたしの言うことなんか聞いてくれない」。やっぱりモーセには自信がありません。神様はモーセに二つのふしぎを見せてくださいました。モーセのつえはへびになり、モーセの手は病気になって真っ白になりました。神様は力があります。


八月十四日(木)出エジプト四10〜17
 モーセは自分は話がへただと言いました。でも神様は、わたしが教えるから心配するなとおっしゃいます。でもやっぱりほかの人の方がいいですよ、と言うモーセは神様はしかられます。神様がモーセにお願いしたいとおっしゃるときには「はい」とお答えすればよかったからです。


八月十五日(金)出エジプト四18〜23
 モーセはついに神様にしたがう決心をして、四十年住んだミデアンの地をはなれ、エジプトにもどっていきました。エジプトの王様がすぐにモーセの言うことを聞いてくれるとは思いません。神様もそうおっしゃいました。でもエジプトの王様がどんなにがんばっても神様はもっとずっと力のある方でした。


八月十六日(土)出エジプト四24〜31
 モーセはお兄さんのアロンといっしょにイスラエルの人たちのところに行った。そして神様がお話くださったことを全部伝えた。みんなは信じて、感謝して神様をれいはいしたんだね。