チャレンジ・ダ・バイブル

 ステパノが石を投げられて死んでいく時、みんなの上着をあずかって、その様子を見ていた一人の男がいました。サウロです。サウロはそのころの一番有名な先生の一人に弟子入りして、聖書のことをよく勉強していました。そして聖書の言葉を一生けんめい守ろうとしていました。一生けんめいはいいのですが、サウロは自分には正しい生き方ができる、自分の力で神様によろこばれる者になれると信じて、自分の力ですくわれようとしていました。ですから、みんなが罪人だから、イエス様を信じて、イエス様にすがらなければならないなんて聞くと腹が立ってしかたなかったのです。


六月十三日(日)使徒八1〜3
 ステパノの事件があってから、イエス様を信じる人たちは大変な目にあわされました。そして多くの信じる人たちはエルサレムから散っていきました。サウロも教会の人たちをやっつけてやると燃えていた一人でした。でもそんなピンチの時にも神様は教会を守っておられました。


六月十四日(月)使徒八4〜8
 教会の人たちがエルサレムにいられなくなって他の町に行くと、そこでもイエス様の話をしましたから、イエス様のことがますます広まっていきました。ステパノとなかよしだったピリポは、ユダヤ人たちと仲が悪かったサマリヤの人たちにもイエス様のお話をしました。


六月十五日(火)使徒八9〜25
 サマリヤの町にいた魔術師シモンもイエス様を信じました。でもピリポやペテロたちのしていることを見てびっくりして、自分にもこんな力がほしいと思いました。そこでお金を持ってきてたのみました。でも何でもお金で買えると思うのは大きなまちがいだよね。


六月十六日(水)使徒八26〜40
 ピリポは神様に南のさびしい道に行くようにと言われました。エチオピアの女王様のお金をあずかる係の人がエルサレムに行って、家に帰る途中でした。イエス様を知らなかったこの人にピリポはイエス様のことをお話ししてあげました。


六月十七日(木)使徒九1〜9
 パウロはイエス様を信じている人をつかまえて、殺してしまおうと今度は北の方のダマスコの町に向かっていました。でもそこでイエス様はサウロに会い、そしてサウロは自分がやっつけようと思っていたイエス様こそが救い主であることがわかったのです。


六月十八日(金)使徒二六4〜11
 この二六章でサウロは自分がイエス様のことを信じたときのことを自分の言葉で王様たちの前で話しています。そしてイエス様を信じる前の自分について話しました。サウロは昔はイエス様のことを信じていなかったし、イエス様なんて絶対救い主ではないと信じていたのです。


六月十九日(土)使徒二六12〜18
 ダマスコに行く途中だったサウロにイエス様が語りかけられました。神様は教会をやっつけてしまおうとしていたサウロに、神様のお仕事をさせようとしておられたのです。そして本当にサウロは世界中にイエス様のことを伝える人になりました。