チャレンジ・ダ・バイブル

 イエス様が十字架につけられたのもよみがえられたのも、最初に聖霊が下られて教会がスタートしたのもエルサレムでした。ですから使徒行伝では最初の一〜一二章はエルサレムに生まれた教会を中心に書かれています。けれども、一三章からはアンテオケという町に生まれた教会が大きな役割を果たすようになります。アンテオケの教会はイエス様を信じる人たちが最初に「クリスチャン」と呼ばれた町でしたね。そしてパウロ(サウロ)はこの町の教会に祈られて、世界中に伝道していきました。あなたの教会でも宣教師の先生のためにお祈りしていますか?


七月四日(日)使徒一三4〜12
 5節に出てくる「ヨハネ」は一二弟子のヨハネではなく、バルナバのいとこのマルコのことです。三人がクプロという島でイエス様のことを伝えていると、セルギオ・パウロという総督がイエス様を信じました。この人はユダヤ教や聖書と関係のなかった人です。でもイエス様を信じて救われたのです。


七月五日(月)使徒一三13〜25
 パウロたちは海を渡って、ペルガ(今のトルコ)に行きます。ヨハネ(マルコ)は一人離れて、帰ってしまいます。パウロと考え方が違ったのかもしれません。パウロはピシデヤのアンテオケでユダヤ人たちにお話をしました。旧約聖書を知っているユダヤ人たちに、イエス様のことをぜひ知ってほしかったからです。


七月六日(火)使徒一三26〜43
 パウロは旧約聖書に書かれている通りにイエス様が来られたこと、苦しみにあわれたこと、よみがえられたこと、このお方を信じる時に罪のゆるしが与えられることを語りました。そしてたくさんの人たちがイエス様を熱心に聞きました。


七月七日(水)使徒一三44〜52
 パウロの話をみんなが聞いているのを見て、ユダヤ人たちはねたましく思い、いやがらせをしました。パウロたちはユダヤ人以外の人たちに神様の救いを話すことにしました。どんなにいやがらせをされても神様の言はその地方全体に広がりました。


七月八日(木)使徒一四1〜18
 ルステラの町ではパウロが歩けなかった人を歩けるようにしたといって、「神様だ、神様だ」と大騒ぎになりました。人間は何か不思議なすごいことが起きるとすぐに「神様」にしてしまいます。けれども本当の神様は天地を造り、今も守っておられるお方です。


七月九日(金)使徒一四19〜28
 パウロに反対する人たちは集まって、パウロに石を投げて殺そうとしました。でも神様はパウロを守ってくださいました。パウロはイエス様を信じた人たちを励ましながらアンテオケに帰りました。アンテオケで祈っていた人たちもうれしかったでしょうね。


七月十日(土)使徒一五36〜41
 パウロは二回目の伝道旅行に行こうとしました。でもマルコを連れて行くかどうかでバルナバと意見が分かれて、今度は二つのチームに別れて出発することになりました。ますます多くの人たちがイエス様のことを聞くことになりました。