チャレンジ・ダ・バイブル

 パウロは三回の伝道旅行をしています。使徒行伝を開きながら、ぜひ地図で確かめておきましょう。今と違って、車や電車・飛行機があるわけではありません。船や馬、そして歩いて町から町へと旅をしました。船が難破したことが三回、川を大変な思いで渡り、荒野を通り、盗賊にあったこともあったと言います。暑さ寒さを耐えるのも大変だったでしょう(2コリント一一25〜)。でもパウロは旅を続けました。それは次に行く町でもきっとイエス様を信じる人がいるはずだ、そう思ったからです。パウロ自身もイエス様を信じてうれしかったから、何とかもっとたくさんの人たちにイエス様のことを知ってほしかったのです。


七月十一日(日)使徒一六1〜5
 ルステラの町には一回目の伝道旅行の時にも行っています。何があったか覚えていますか? パウロはルステラで若いテモテに声をかけ、一緒に連れて行くことにしました。テモテにいろいろなことを教えてあげたいと思ったからですね。


七月十二日(月)使徒一六6〜10
 パウロは自分でもいろいろな計画を持っていたでしょう。でも聖霊は別の願いを持っておられました。パウロはトロアスで幻を見ます。マケドニアに渡ってきて私たちを助けてください、と頼まれる幻でした。パウロはマケドニアに行くことにします。今も「私たちを助けてください」と言っている人たちがいるはずです。あなたはどうしますか?


七月十三日(火)使徒一六11〜15
 パウロはマケドニアのピリピという町に行きます。そこにはあまりユダヤ人はいませんでした。そこでルデヤという女の人がイエス様を信じます。ピリピの教会の誕生です。ピリピの教会はパウロを祈りや献金で助けました。


七月十四日(水)ローマ十9〜17
 イエス様を信じるとどこの国の人でも救われます。でも誰かがイエス様のことをお話してくれないとどうして信じることができるでしょうか。あなたがお話しないといけないのは誰でしょう。


七月十五日(木)1コリント九15〜18
 パウロは福音を宣べ伝えないではおられませんでした。もし宣べ伝えなかったら、わざわいだ、とさえ言っています。パウロにとって福音を伝えることは自分にゆだねられた大切な仕事だったのです。神様はあなたにもこのすばらしい福音をゆだねておられます。


七月十六日(金)1コリント九19〜23
 パウロにとって一番大切なのは誰かが救われると言うことでした。そして誰かが救われるためだったら、どんなことでもするとパウロは言います。あなたは誰かが(あなたの家族や友だちが)救われるために何をしていますか。


七月十七日(土)1コリント九24〜27
 パウロにとって福音を伝えると言うことは、やってもやらなくてもいい、どうでもいいことではなく、競技場で走っている選手のように真剣勝負でした。そのためには、がまんもしました。一つの目標に向かってかんばりました。神様がくださる冠が目標だったのです。