チャレンジ・ダ・バイブル

 ペリシテ人はイスラエルよりも西の方、海に近い方に住んでいた。とても戦争が強くて、畑に作物がとれるころになるとやってきて、せっかくできた麦やくだものを持って行ってしまった。ゴリアテもペリシテ人の大将だった。背は三メートル以上の大男だ。こわくてだれも近づけない。イスラエルの兵隊はみんながたがたふるえていた。でもダビデはこわがらなかった。なぜだか分かる?
 みんなにもこわくてたまらない時があるだろうか。どんな風にしたら勇気が出てくるだろう。


十月十日(日)1サムエル十七1〜16
 ゴリアテは大男。一キュビトは約四五センチ、一シケルは約十一グラム。ゴリアテがどれくらい大きかったか聖書を読んで調べてみよう。「一対一で勝負しよう」と言われた時に、サウル王様もイスラエルの人たちもみんなこわくなった。手も足も出なかった。私たちにはこわいことがいっぱいある。だから聖書には「恐れるな」という呼びかけもいっぱいあるんだよ。


十月十一日(月)1サムエル十七17〜30
 ダビデはお父さんに言われて、お兄さんたちの様子を見に行きます。そこであのゴリアテが「勝負しろ」と叫ぶのを聞き、それから恐れて逃げているイスラエルの人たちを見て、怒ります。いつも怒っているのは困りますが、私たちにも怒らなければならない時があります。


十月十二日(火)1サムエル十七31〜40
 ダビデは「自分が行きます」と名乗り出ます。「みんな逃げて弱虫だ」と人のことを責めるのはやさしいことですが、「自分が行きます」と言うのはやさしいことではありません。ダビデは神さまは自分を助けてくださると信じていたのです。


十月十三日(水)1サムエル十七41〜58
 ダビデはよろいを着られませんでした。刀もありませんでした。盾もありませんでした。でもダビデには神さまがついておられました。そしてダビデは石一つでゴリアテを倒します。ダビデが強かったのですか?いいえ、ダビデといっしょにおられた神さまが強かったのです。


十月十四日(木)1サムエル十八1〜5
 サウル王にはヨナタンという男の子がいました。ダビデがゴリアテを破った時に、ヨナタンはダビデが大好きになりました。ダビデとヨナタンは親友になりました。みんなにはどんな友だちがいますか?親友もいるでしょうか。


十月十五日(金)1サムエル十八6〜16
 ゴリアテを倒したダビデは大人気でした。サウル王様はそれがおもしろくありません。ダビデを殺そうと考え始めます。心の中に悪魔がいると人が自分より成功したり、うまくいったり、ほめられたりすることを喜ぶことができません。


十月十六日(土)1サムエル十八17〜30
 サウル王様は何とかダビデを殺してしまおうといろいろ考えますが、サウル王様がむずかしいことを言えば言うほど、ダビデはますます強くなっていきました。サウル王様も神さまがダビデといっしょにおられることをみとめないわけにはいきませんでした。神さまがダビデを守り、力をくださったのです。