チャレンジ・ダ・バイブル

 ヨナタンはサウル王様の子どもで、順番から言ったら、次の王様になるとみんな思っていたでしょう。サウルもそれを願っていました。でも、そこに人気ばつぐんのダビデが登場してきました。ヨナタンが王様になれなくなってしまうかもしれない、いやヨナタンどころではなく、ダビデがどんどん人気が出たら自分も王様を止めさせられてしまうかも知れない。サウルはダビデを殺そうとします。でもヨナタンはダビデの第一の親友でした。ヨナタンにとっては自分が王様になるかどうかということはどうでもいいことだったのです。みんなだったら自分が王様になることと、友情とどちらを選ぶと思いますか。


十月十七日(日)1サムエル十九1〜7
 サウル王はもうダビデを殺す計画を黙っていることはできませんでした。けれどもヨナタンはダビデをかくまい、そしてサウル王にダビデのことをとりなしました。勇気のいることだったでしょうね。サウルはその言葉を聞き入れてくれました。


十月十八日(月)1サムエル十九8〜24
 一度は「ダビデを殺さない」と約束したサウロでしたが、やはりダビデを殺そうと追い回すことになります。けれども神さまはそんな時にも何度も何度もダビデを守って助け出されました。神さまはダビデを王様にしようと決めておられたからです。


十月十九日(火)1サムエル二十1〜11
 どんなにお父さんのサウル王がダビデをきらい、ダビデを憎んでも、ヨナタンはダビデの親友でした。ダビデもヨナタンに助けを求めます。ダビデとヨナタンは一緒に作戦を練りました。苦しい時にいなくなってしまう友だちもいます。でも親友って一番ピンチの時に、苦しい時に一番必要なんだよね。


十月二十日(水)1サムエル二十12〜23
 私たちにとって命ってとても大切だけれど、ヨナタンにとってはその大切な自分の命よりもダビデが大切でした。ヨナタンにとってダビデは大事な大事な友だちだったからです。あなたは自分の親友のために何ができますか。


十月二一日(木)1サムエル二十24〜34
 ヨナタンがダビデをかばっているのを聞いたサウルはかんかんに怒りました。サウルにはヨナタンは大事な大事な息子でした。でもサウルには神さまのお心も、自分の心のみにくさも、ヨナタンの気持ちも分からなくなっていました。


十月二二日(金)1サムエル二十35〜42
 ヨナタンはだれにも分からないようにダビデに危険を知らせます。二人は別れ別れになります。でもヨナタンはいつでもダビデのことを心配していましたし、ダビデもヨナタンとした約束を忘れませんでした。


十月二三日(土)1サムエル二一1〜16
 ダビデはサウル王から逃げていきます。ダビデはペリシテ人の町まで逃げていきますが、そこもダビデにとっては安全なところではありませんでした。ダビデは頭がおかしくなったふりをして、そこを何とか逃げ出しました。ダビデもこわくなってしまったのです。でも本当はダビデはこわがる必要はなかったんだよね。神さまの約束があったのだから。