チャレンジ・ダ・バイブル

 サウル王がダビデを追いかける話がしばらく続きます。ダビデはサウルと戦わないでとにかく逃げます。ゴリアテだってやっつけたダビデです。もし戦っていたらサウル王様もやっつけてしまったかもしれません。でもダビデはサウル王様が神さまから選ばれて油を注がれた王だからとサウル王と戦おうとしません。油を注ぐというのは神さまに選ばれて神さまの特別なお仕事をする人にされるという意味がありました。昔は祭司や王様や預言者たちが油を注がれて特別なお仕事をしました。今は教会では油は注ぎませんが、神さまはあなたにもきっとあなたにしかできない特別なお仕事を用意しておられます。


十月二四日(日)1サムエル二二1〜23
 ダビデの周りには次々にいろいろな人たちがやってきた。どんな人たちが来たのかな。みんな他のどこにも行けないような人たちばかり。それにたったの四百人。でもこの人たちはダビデと一緒にいてダビデを助けてくれました。


十月二五日(月)1サムエル二三1〜14
 ダビデは何度も神さまに「どうしたらいいですか」「これでいいのでしょうか」と神さまにお祈りしてたずねます。みんなも何かをするときにぜひ神さまにお祈りして聞いてほしい。そして神さまが御言葉を教えて、みんなの心に神さまの心を教えてくださったら、従おうね。


十月二六日(火)1サムエル二三15〜28
 ダビデはやっぱり時々こわくなった。でもそんな時、大親友のヨナタンが来てくれてダビデを励ましてくれた。サウルたちに囲まれてしまって絶体絶命の時にも、神さまはダビデを守ってくださった。神さまはみんなにも励まし手をくださし、ピンチの時にも守ってくださるよ。


十月二七日(水)1サムエル二四1〜7
 ダビデがほら穴にいた時に、その同じほら穴にサウルが入ってきた。ダビデにとってはサウル王を殺す大チャンスだ。でもダビデはそれをしなかった。仕返しもしなかった。ダビデは神さまを恐れ、また信じていたからだね。


十月二八日(木)1サムエル二四8〜23
 ダビデはサウル王の後からほら穴を出ていってサウルの前に手をついて、自分には悪い思いや悪い考えはないんだということをサウル王に話します。さすがのサウル王もダビデの気持ちが分かって家に帰っていったんだね。


十月二九日(金)1サムエル二六1〜25
 サウル王はまたダビデを追い始めた。でも、またまたダビデにサウル王を殺すチャンスがおとずれた。しかし、ダビデはサウルを殺さなかった。今度ばかりはサウルもダビデの真実に心を打たれて、「私が悪かった」と言った。気持ちを伝えるのは言葉だけではだめなんだよね。


十月三十日(土)1サムエル二七1〜7
 でもダビデはもうサウルを信じられなくなっていた。もうペリシテ人の地へ逃げる「ほかはない」とダビデは考えた。ここではダビデは自分を守ってくださる神さまを信じることができなくなってしまったんだね。でもこのことはダビデを困った立場に追い込むことになったんだ。