チャレンジ・ダ・バイブル

 十月三一日は宗教改革記念日だ。今から五百年近く前に、教会はおかしくなっていた。献金をたくさんするとあなたのご先祖様までみんな天国に行けるよと言ったりし始めていた。がんばるとすくわれるぞと教えていた。でもそんな時代にマルチン・ルターは「おかしい!」と言った。「信じる人が救われる」と聖書に書いてあるじゃないか。一五一七年十月三一日、ルターはビッテンベルク城にある教会のとびらに意見書をはりだした。これが宗教改革の始まりだった。教会にとってこれはとても大切な日だったんだよ。


十月三一日(日)1サムエル三一1〜13
 ペリシテ人とイスラエルの間に戦いが起きた。でもイスラエルのサウル王は神さまを信じていこうとしていないから、負けてしまった。サウル王もサウル王の子どもたちも、そうヨナタンも死んでしまった。他にもたくさん死んでしまった人がいた。サウル王は王様としてきちんと神さまを信じて従わないといけなかったのに、そうしなかったからだね。


十一月一日(月)2サムエル一1〜27
 ダビデはサウル王が死んでしまったこと、そしてヨナタンが死んでしまったことを知った時に悲しくて悲しくてたまらなかった。サウル王様が死んだことを教えてあげたら、ダビデが喜ぶと思った人は大きなかんちがいだった。


十一月二日(火)2サムエル二1〜32
 ダビデはユダ族の王様になった。でもイスラエルの国の他の部族はサウルの子イシボセテを王様にした。でもダビデは急がない。じっと神さまが約束のように自分を王様にしてくださるのを待っていた。でも待つって本当はむずかしいことだよね。


十一月三日(水)2サムエル三1〜21
 イシボセテの家来だったアブネルがダビデに協力を申し出た。でもアブネルは敵の軍隊の隊長だ。信じてだいじょうぶだろうか。ダビデはアブネルを信じて、味方に引き入れた。アブネルはさっそくダビデを王様にするようにみんなを説得するために出ていった。時代が大きく変わろうとしていた。


十一月四日(木)2サムエル三22〜39
 ダビデが敵の隊長のアブネルに仕事を頼んだことを知ったヨアブはおもしろくなかった。自分が隊長だ。しかもアブネルは自分の弟のアサヘルを殺している。ヨアブはかっとすると押さえることができなかった。ヨアブはアブネルをだまして殺してしまう。このことはダビデをとても悲しませることになった。


十一月五日(金)2サムエル四1〜12
 レカブとバアナはイシボセテ王を殺して、ダビデ王のところに走っていく。でもダビデは喜ばなかった。主人を殺して、そのことを報告に来る人たちは信用できない。この人たちは神さまも恐れない人たちだ。ダビデは二人を死刑にする。


十一月六日(土)2サムエル五1〜25
 国中の人たちがダビデの所に来てダビデに王様になってほしいと頼んだ。とうとう神さまがサムエルを通しておっしゃったようにダビデは王様になった。でも王様になってもダビデはちゃんと神さまの声を聞こうとしていたよね。