チャレンジ・ダ・バイブル

 今週はダビデが大失敗をした聖書の個所を一緒に学びます。あれほど神さまを愛し、仕えて来たダビデもとても悪いことをしてしまったのです。人間だから罪をおかしてしまうこともあるよ、仕方がないんだよということを言いたいのではありません。どんな人でも私はだいじょうぶということはないのです。だから私たちはみんな神さまの助けがいつも必要です。そしてもう一つ大事なこと。もし失敗したら、「神さま、ごめんなさい」とすぐにおわびすることです。ダビデはそれができた人でした。サウルと比べてごらん。


十一月十四日(日)2サムエル十一1〜27
 女の人を見てきれいだなあと思ったり、男の人を見てかっこいいなあと思うのはとても自然なことです。でもダビデはしてはいけないことをしました。ウリヤの奥さんが好きになって、自分のものにし、ウリヤを殺してしまったのです。ダビデはウリヤを殺してこれで誰にもばれないと思ったでしょう。でも神さまは見ておられました。


十一月十五日(月)2サムエル十二1〜15
 神さまはナタンをダビデのところに行かせられます。神さまはダビデが悪いことをしたことに気づかせ、ごめんなさいと悔い改めるチャンスをくださったのです。ダビデはそのことを言われた時に「神さま、ごめんなさい。私が悪かったです」とすぐに言いました。神さまもダビデをゆるしてくださいました。


十一月十六日(火)2サムエル十二16〜31
 ダビデは自分のしたことの大きさを知らなければなりませんでした。ダビデの子どもは死んでしまいます。けれども神さまは、ダビデを心にかけて、次に生まれたソロモンを祝福してくださいました。ソロモンは後で王様になります。


十一月十七日(水)2サムエル十三1〜22
 ダビデ王様の子どもの中で一番最初に生まれたのはアムノンでした。アムノンは妹が好きになり、自分のことしか考えられなくなりました。とうとう妹をだまして悪いことをします。妹や神さまの心が分からなくなってしまったのです。


十一月十八日(木)2サムエル十三23〜39
 アブサロムはアムノンがゆるせませんでした。そして作戦を考えてお兄さんのアムノンを殺してしまいます。アムノンのしたことは確かにとんでもないことでした。けれどもアブサロムが考えた正義の実現の仕方もまたまちがっていました。


十一月十九日(金)2サムエル十四1〜24
 アムノンを殺したアブサロムはゲシュルに逃げて行きました。アブサロムも自分のしたことが神さまとお父さんを悲しませたことを知っていたからです。三年がたって、ダビデももうアブサロムにまた会いたくなりました。ダビデの気持ちが分かったヨアブは計画を立てます。


十一月二十日(土)2サムエル十四25〜33
 アブサロムはついにダビデと再会します。けれども前のように親しく話し合うことはできませんでした。二人の心の中にできてしまった壁はなかなかとけていかなかったのです。あなたには昔は仲が良かったのに、仲たがいしてしまった友だちはいませんか。神さまにお祈りしましょう。