チャレンジ・ダ・バイブル

 アブサロムとダビデの間に一体いつからどれだけのすれちがいが起きてしまったのでしょう。アブサロムはお父さんを追い出して自分が王様になる計画を立てます。そしてアブサロムが王様になる計画に乗る人たちも大勢いました。そしてダビデはエルサレムから逃げていきます。アブサロムはお父さんを殺してもいいと思っていました。
 けれどもお父さんのダビデの方は違っていました。アブサロムを殺さないでほしいとみんなに頼みます。私たちがそむいてもそむいても、それでも愛して、何とか救おうと願っておられる神さまの思いが重なってきます。


十一月二一日(日)2サムエル十五1〜18
 アブサロムの心は完全にお父さんのダビデからはなれてしまいました。アブサロムは四年間準備して、みんながダビデに不満を抱き、また自分が好きになるように声をかけ続けます。そしてついにアブサロムは自分が王様になったのでした。アブサロムはみんなをだましたのです。


十一月二二日(月)2サムエル十五19〜37
 多くの人たちがアブサロムを王として迎えます。ダビデはみじめな姿でエルサレムを脱出し、命からがら逃げていきます。けれども、そんなダビデについていく人たちもいました。ピンチの時、さびしい時、ひとりぼっちの時、それでも一緒にいてくれるのは本当の友だちですね。


十一月二三日(火)2サムエル十六1〜23
 ダビデが逃げていく時、石を投げながら悪口を言い続けた人がいました。ダビデの家来たちがカンカンに怒った時、ダビデはそれをなだめました。神さまにゆだねたのです。悪口を言われることがありますか。あなただったらどうするでしょう。


十一月二四日(水)2サムエル十七1〜29
 アヒトペルは天才でした。人の心を読みとり、ズバリすばらしい作戦を作りました。ですからいつでもアヒトペルは一番で、王様はいつもアヒトペルの言うことを聞いてくれました。でも、みんながホシャイの方がいい作戦を出したと言った時、それをがまんできませんでした。


十一月二五日(木)2サムエル十八1〜33
 「アブサロムはおだやかに扱ってほしい」ダビデは兵隊たちに頼みました。けれどもヨアブはアブサロムを殺してしまいます。ヨアブにはダビデの気持ちが分からなかったのです。ダビデはアブサロムが死んだことを知った時、アブサロムのために大声で泣きました。アブサロムを愛していたからです。


十一月二六日(金)2サムエル十九1〜15
 戦いは終わりました。イスラエルの人たちはまたダビデに王様になってほしいと思いました。ダビデもみんなの王様でいたいと思いました。それが神さまがダビデに油を注いで与えられたお仕事だったからです。


十一月二七日(土)2サムエル二二1〜51
 ダビデは音楽が好きでした。そしてたくさんの歌を作りました。多くの戦いがありました。いろいろ苦しいこともありました。でも神さまはいつでもダビデのお祈りを聞いて力を与え、またダビデを助けてくださいました。そんな神さまをダビデはたたえないではおれなかったのです。