聖書だ! ワクワク

 

 創世記一二章から後にはアブラハム、その子イサク、その子ヤコブ、そしてその一二人の子どもたち(特にヨセフ)の話が出てきます。これは「族長物語」とも言います。ここに名前のあがっている人たちは「族長」と言って部族のリーダーたちでもあったからです。この族長たちがイスラエル民族の祖先たちなのです。イスラエルの人たちは神さまが自分たちの祖先たちをどのように導かれたかを忘れなかったのです。

 自分の親がイエスさまを信じている人は自分の親に、またそうでない人は教会の先生たちにどんな風にイエスさまを信じるようになったのか聞いてみるのもいいね。


□七月十日(日)

    創世記十三1-13

 アブラムとおいのロトは一緒にいられなくなりました。ロトは目で見て、豊かに見えた低地の町々に移り住むことにしました。その方が得だと思ったのでしょう。でも、その町の人たちは悪い人ばかりでした。外から見た美しさ(かっこよさ)にだまされないようにしたいと思います。


□七月十一日(月)

    創世記十三14-18

 アブラムが移り住んだのは、ロトが選んだ町々と比べるとさびしく見えたかもしれません。けれども神さまはアブラムにその土地を与えるとおっしゃり、またアブラムからたくさんの子孫が生まれていくことを約束してくださいました。


□七月十二日(火)

    創世記十四1-12

 ロトが移り住んだソドムの町は早くも大変なことになりました。ソドムの王さまたちは危なくなると逃げてしまいました。ロトも家族も町の人たちもみんな捕まってしまいました。王さまはみんなを守らないといけないのにねえ。


□七月十三日(水)

    創世記十四13-16

 アブラムのところにこのニュースが届きました。アブラムは王さまではありませんし、大きな軍隊をもっているわけでもありません。けれども、アブラムのしもべたちは、いつ何があっても大丈夫なように、訓練されていました。ロトを心配したアブラムはすぐに出ていって、ロトや町の人々を助けました。


□七月十四日(木)

    創世記十四17-20

 アブラムのところにサレムの王さまのメルキゼデクが突然やってきました。メルキゼデクは神さまにお祈りをする祭司でもありました。アブラムは自分が戦っていたときにもメルキゼデクがお祈りしていてくれたことを知って心からの感謝をささげました。


□七月十五日(金)

    ヘブル五7-10

 メルキゼデクはアブラムのためにお祈りしてくれていたのですが、私たちのためにはもっとすばらしい大祭司がいてくださいます。それはイエスさまです。イエスさまが私たちのためにお祈りしていてくださるから、私たちも安心して神さまに近づき、神さまにお祈りできます。


□七月十六日(土)

    創世記十四21-24

 ソドムの王さまも出てきて、お礼がしたいと言い出します。けれどもアブラムはそれを断ります。何かがほしいから助けてあげたわけではなかったですし、目に見えるお金や財産よりももっと大切なものがあることを知っていたからです。