聖書だ! ワクワク

 

 ヨセフはお兄さんが十人もいました。兄弟が多いってすてきなことです。とくにみんながなかよく力を合わせていると大きな力が出てきます。でも兄弟がバラバラだったり、いがみ合っていたら悲しいよね。神さまも兄弟が助け合ったら本当にすばらしいことができることを知っておられて、兄弟を作ってくださいました。え、一人っ子だって?一人っ子もまたすばらしいよね。そして一人っ子のみんなにもすてきな友だちをたくさんくださっているでしょう。そんな友だちを大切にしようね。


□十月二日(日)

    創世記三七1~4

 「弟ばっかりずるい」とお兄さんたちは思いました。それからヨセフが自分たちがしている悪いことをお父さんに言いつけたのでよけいに腹を立てました。ヨセフのことをにくらしいと思いました。ふつうに顔を見られないくらいにきらいでした。「にくらしい」という気持ちはこわいです。「あんなやつなんていなければいいのに」と思うようになります。それは本当は殺人と同じです。


□十月三日(月)

    創世記三七5~11

 ヨセフは夢を見ました。お兄さんたちはこの夢の話にかちんときました。おれたちがお兄さんだというのに、なまいきだ、と思ったのでしょう。「ますます憎んだ」という言葉が二回も出てきます。けれども、やがてその夢の通りになったのです。そこに神さまのご計画があったからです。


□十月四日(火)

    創世記三七12~24

 お父さんも他の人たちも見ていない荒野で、お兄さんたちはヨセフをつかまえます。「殺してしまおう」とさえ言いました。こわいことですね。憎しみやねたみをずっと心にもっていると大変なことになります。


□十月五日(水)

    創世記三七25~36

 お兄さんたちはらくだで商品をエジプトに運ぶ途中だった隊商にヨセフを売ってしまいます。そして、もうけたお金二十シケルを自分たちもものにします。ヨセフはエジプトに連れて行かれました。悲しいできごとです。でも神さまはそんな中でも働いておられました。


□十月六日(木)

    1ヨハネ三1~12

 私たちが救われるために神さまが注いでくださった大きな愛を私たちは忘れてはいけません。今、私たちはイエスさまを目で見ることはできません。でも私たちはやがてイエスさまにお会いすることになります。だから罪からはなれ、きよい生き方をしたいのです。


□十月七日(金)

    1ヨハネ三13~24

 イエスさまは私たちを愛してその命を捨ててくださいました。だから私たちも命をかけて兄弟を愛するのです。ここで「兄弟」というのは、イエスさまを信じている人たちのことですが、すぐ側にいる目に見える人たちを愛するのも、もちろん大切なことです。


□十月八日(土)

    1ヨハネ四7~21

 やさしくて気の合う人を愛するのはまだやさしいかもしれません。でも私たちのまわりにいるのはそういう人たちばかりではありません。でもいろいろな目に見える兄弟を愛することは、神さまを愛することとつながっているのです。