聖書だ! ワクワク

 

 みんなも夢を見ることがありますか。すてきな夢を見てうれしくなったり、こわい夢を見て目が覚めてからも心配になってしまうこともあるかもしれないね。昔はイエスさまもまだ来ておられなかったし、聖書もなかったから、神さまは夢の中でいろいろなことをみんなに教えられることがあったんだね。
 今は夢を見ても心配しなくていい。毎日聖書を読んで、神さまの言葉をいつも心の中にたくわえておこうね。そうしたら、神さまがいっしょにいてくださることが分かってくるし、今何をしたらいいのかもちゃんと分かるようにしてくださるから。


□十月十六日(日)

    創世記四十1~8

 「給仕役」は料理をもっていたり、飲み物をついであげる係の人、「料理役」は料理を作る人です。でもある夜、二人は今までに見たことのないような夢を見て、心配になってしまいました。ヨセフは二人の話を聞いてあげました。みんなも他の人のことを心配して話を聞いてあげることができるでしょうか。


□十月十七日(月)

    創世記四十9~23

 給仕役の長の見た夢はよい意味がありましたが、料理役の長の見た夢は悲しい夢でした。ヨセフはろうやを出て行く給仕役の長に、王さまに自分のことを話してほしいとお願いしていましたが、給仕役はすっかり忘れてしまいました。自分のことでむちゅうになってしまうと人のことが考えられなくなります。


□十月十八日(火)

    創世記四一1~13

 給仕役の長に忘れられてしまったのは悲しいことでしたが、そこにも神さまのご計画がありました。パロ王さまが夢を見て困っていたときに、給仕役の長はヨセフのことを思い出したのです。


□十月十九日(水)

    創世記四一14~36

 ろうやの中にいたヨセフがパロ王さまの前に引き出されました。ヨセフは王さまの前でもどうどうとしています。神さまがヨセフを助けてくださったからです。ヨセフもまた自分に力があるのではなく、神さまが自分に夢を解き明かす力をくださっていることを知っていました。


□十月二十日(木)

    創世記四一37~45

 パロや家来たちもヨセフはすごいというより、ヨセフといっしょにいてくださる神さまをたたえます。ヨセフはエジプトで王さまの次にえらい全国のつかさ(総理大臣)になりました。


□十月二一日(金)

    創世記四一46~57

 エジプトに売られてしまってから十年以上たっています。ヨセフにも悩みがあったでしょう。苦しいことばかりだったと思います。けれども神さまはヨセフを豊かにしてくださいました。そしてヨセフはその感謝を自分の子どもたちの名前にこめたのです。


□十月二二日(土)

    創世記四二1~25

 ききんがはげしくなった時、ヨセフのお兄さんたちもエジプトに食べるものを買いにきました。ヨセフはお兄さんたちだとわかりましたが、知らんぷりをして冷たいたいどをとります。仕返ししようとしたのではありません。お兄さんたちの心が変わって優しい人たちになっているかどうか心配だったのです。