聖書だ! ワクワク

 

 あなたはだれかに迷惑をかけたり、悪いことをしてしまって、でもその相手の人からゆるしてもらったことがありますか。どんな気持ちがしましたか。イエスさまもゆるしてあげなさいと教えられました。イエスさまも私たちのことをゆるしてくださったからです。
 ヨセフもお兄さんたちのことをゆるしてあげました。仕返ししようとしたらできたでしょう。お兄さんはそれだけヨセフにひどいことをしたのです。でもヨセフはこの二十年あまりの年月の中で神さまがどんなに真実なお方であるかを知るようになっていました。


□十月二三日(日)

    創世記四二26~38

 ヨセフのお兄さんたちはお父さんのところに帰って、エジプトで起こったことを話しました。ヤコブはとてもショックを受けます。心配で心配でたまりません。お兄さんたちはそのお父さんの悲しみを感じてますますつらくなったことでしょう。ヨセフを売ってしまったのは自分たちだったのですから。


□十月二四日(月)

    創世記四三1~15

 「ベニヤミンを連れてこなければ」と言われていたお兄さんたちはお父さんを一生けんめい説得します。エジプトに食べ物を買いに行かないとみんな死んでしまう。ユダは「ベニヤミンを責任もって連れて帰ります」と約束するのでした。


□十月二五日(火)

    創世記四三16~34

 二十年会っていなかったベニヤミンが目の前にいるのを見てヨセフはなつかしさに部屋に入って泣きます。お父さんも元気だと聞いて、ヨセフはどんなにうれしかったことでしょう。場所はちがっても神さまが家族をみんな守っていてくださったからです。


□十月二六日(水)

    創世記四四1~13

 ヨセフはもう少しお兄さんたちのことをテストします。もしお兄さんたちがヨセフをねたんで売ってしまった昔と変わっていなかったら、それはとても悲しいことだからです。ベニヤミンがピンチの時にお兄さんたちがどんなたいどをとるか、それがテストでした。


□十月二七日(木)

    創世記四四14~34

 お兄さんたちは変わっていました。ベニヤミンが大変なことになったときに、お兄さんのユダは自分を代わりにして弟のベニヤミンをゆるしてくれと頼んでいます。それにお父さんのことを心配しているお兄さんたちは確かに変わっていました。


□十月二八日(金)

    創世記四五1~28

 「わたしはヨセフです」。ついにヨセフはお兄さんたちに明かします。ヨセフは自分がお兄さんたちをうらんでいないこと、神さまが自分をつかわしてくださったことをお兄さんたちに話したのでした。


□十月二九日(土)

    創世記五十15~26

 お兄さんたちは本当にヨセフがゆるしてくれたのか、やっぱり心配でした。お兄さんたちのしたことはものすごく悪いことでした。でも神さまはそれを良いことに変えてくださいました。ヨセフはそういいます。私たちの周りにも悪い人・いじわるな人がいるかもしれません。でも、そんないじわるも神さまにはよいことに変える力があります。