みんなも一つずつ学年が上がったね。新しく小学校や中学校にあがった仲間もいることでしょう。心からおめでとう。学校が変わったり、クラスが変わったりするとちょっと心配になることがあるよね。でも大丈夫。神さまは教会だけではなくて、みんなが学校に行くときにも一緒に行ってくださるからね。
イエスさまが十字架についてくださったことを記念する受難週が近づいています。私たちの罪がゆるされて神の子とされるために、イエスさまが何をしてくださったかを忘れないようにしようね。
□ 四月二日(日) ヨハネ十八1〜14
ケデロンの谷の向こうにはゲッセマネの園という場所がありました。イスカリオテのユダもよく知っている場所でした。たくさんの人たちが武器をもってイエスさまを捕まえにしました。イエスさまはどんな武器もやっつけられたと思いますし、逃げることもできました。でもイエスさまは「わたしだ」とおっしゃって十字架に向かって行かれたのです。
□ 四月三日(月) ヨハネ十八15〜18
ペテロともう一人の弟子がこっそりついて行って、大祭司の庭に入り込みました。ペテロは様子をうかがい、何とかイエスさまを助けたいと思ったかも知れません。けれども門番の女の人にイエスさまの弟子でしょと言われたときに「いや、そうではない」と言ってしまいました。
□ 四月四日(火) ヨハネ十八19〜24
イエスさまはいつも正々堂々としておられました。大祭司やユダヤ人たちは夜の間にこっそりイエスさまをつかまえて、さっさとイエスさまを殺してしまうとおもっていました。えらくてみんなから尊敬されている大祭司でしたけれど、心の中は真っ暗でした。
□ 四月五日(水) ヨハネ十八25〜27
ペテロはあと二回、自分はイエスさまの弟子ではない、と言ってしまいました。ペテロは自分はもっと強いと思っていました。でも自分がおもっていたよりずっと自分は弱くて罪深いんだということを知らなければなりませんでした。
□ 四月六日(木) ヨハネ十八28〜32
ユダヤ人たちは集まってイエスさまを死刑にすることに決めてしまいました。ユダヤ人たちはイエスさまをローマの総督のピラトのところに連れて行きます。「イエスは悪いことをした」と言うのですが、全くの言いがかりです。
□ 四月七日(金) ヨハネ十八33〜40
イエスさまは確かに王でした。けれども、イエスさまはお金や暴力やいばる心で治めるようなこの世の王様とはちがいました。イエスさまはお金もありません。軍隊もありません。けらいもいません。弟子たちもみんな逃げていきました。でもイエスさまは真理の王様でした。見えない国の王様でした
□ 四月八日(土) ヨハネ十九1〜7
イエスさまは王冠のかわりにいばらの冠をかぶらせられました。頭から血が流れます。ローマの兵隊たちがイエスさまを笑いものにしました。ユダヤ人たち「十字架につけろ」と叫びます。しかしピラトはイエスさまに罪がないことを知っていました。