聖書だ! ワクワク

 モーセはよくイスラエルの人たちのためにお祈りしました。イスラエルの人たちは困ったこと、悪いことを何度も何度もしましたけれど、そのたびにモーセがゆるしてくださいとみんなのためにお祈りしたのです。このようなお祈りを「とりなし」と言います。そんなモーセのことも知らずにイスラエルの人たちはモーセにも文句を言い、モーセを責めました。でもそんな人たちのためにモーセはお祈りしたのです。
 みんなは誰かのためにお祈りしたことがありますか。みんなのお友だちのためだけではなく、みんなのことを悪く言う人たちのために、その人たちが悔い改めて救われるようにお祈りしたことがありますか。


 九月十七日(日)    民数記十三1〜20

     十二人の代表が選ばれて、カナンの地を見てくることになりました。神さまがモーセにそのようにおっしゃったからです。カナンの地を見て、そこがどんなにすばらしいところか分かったら、もう文句なんか言わないはずですものね。

 九月十八日(月)    民数記十三21〜33

     神さまが約束してくださっていたカナンの地は確かにすばらしいところでした。みんなそれは認めています。「しかし・・・」そこには人が住んでいて、戦いをしたら絶対負けてしまう。でもカレブは「必ず勝てる」と言いました。神さまを信じていたからです。

 九月十九日(火)    民数記十四1〜10

     イスラエルの人たちはもうだめだ、エジプトに帰ろうと言い出しました。でも十二人の中でカレブとヨシュアの二人だけは神さまが一緒にいて、導いてくださるから大丈夫だとみんなに言いました。

 九月二十日(水)    民数記十四11〜25

     神さまの怒りを知ったモーセは、神さまの前に必死でお祈りします。もしモーセがお祈りしていなかったら、イスラエルは全滅していたでしょう。でもモーセのお祈りを聞いて神さまはイスラエルのことをゆるしてくださいました。でも文句を言ったおとなたちは誰一人カナンの地に行くことはできませんでした。

 九月二一日(木)    民数記十四26〜38

     イスラエルの人たちは罰として四十年間荒野を旅しなければなりませんでした。けれどもその四十年間に神さまがどんなに真実な方であるかをイスラエルの人たちは本当に知ることになります。

 九月二二日(金)    民数記十四39〜45

     イスラエルの人たちは自分たちは間違っていた、さあカナンの地に行こうと勝手なことを言い出しました。モーセがやめるように言っても彼らは聞きませんでした。そして敵に散々やられてしまいました。

 九月二三日(土)    申命記一19〜46

     モーセはこのときのことを後で思い出しながら申命記を書いています。モーセは怖い、やめようという人たちに、「神さまはここまでもずっと守ってくださったのだから、これからも私たちの前に行って、戦ってくださる。敵が強く見えても恐れるな」と励ましました。でもみんな信じなかったのです。知っていてください。神さまはみんなとも一緒にいてくださいます。恐れなくて大丈夫です。