聖書だ! ワクワク

 十月三十日は何の日か知っていますか。宗教改革記念日です。一五一八年のこの日にルターという人がその時代の教会のあり方は間違っていると言ってそのころのカトリック教会に抗議を始めた日です。ルターは(1)人は修行やがんばりによって救われるのではなく、信仰によって救われると言うこと、(2)聖書が信仰の土台であること、(3)イエスさまを信じるみんなが神さまの大切なお仕事を与えられ、お祈りする役目があることをみんなに伝えました。ルターのこのような信仰の歩みを受け入れる教会をプロテスタント教会と言います。私たちもそのプロテスタント教会の一つです。


 十月二九日(日)    マタイ二四32〜51

     人の子とはイエスさまのことです。イエスさまはいつかは分かりませんが。もう一度帰って来られます。ですから私たちはいつでもイエスさまを喜んでお迎えできるように、心の目を覚まして、準備をしていなければなりません。ここで大切なのは思慮深いことと忠実なことです。

 十月三十日(月)    マタイ二五1〜13

     十人の女の人たちはみんな寝てしまいました。でもこの十人を分けたのは油の用意がしてあったかどうかということです。油の用意をしていた女たちは思慮深い(よく考えて準備ができている)人たちと呼んでいます。あなたは準備ができていますか。

 十月三一日(火)    マタイ二五14〜30

     一タラントは二十年分の給料にあたるような大金でした。主人はそんなにたくさんを預けたのです。それはその主人がしもべたちを信頼していたからでもあります。しもべたちも信頼に答えました。どれだけもうけたかということより、忠実であったかどうかが大切でした。

 十一月一日(水)    マタイ二五31〜46

     イエスさまがお帰りになるとき、イエスさまは人間を天国に入る人とそうでない人に分けます。ここでその決め手になったのは、それまでの地上の歩みの中で小さい人・弱い人の一人に愛を注いだかどうかということでした。

 十一月二日(木)    ルカ十六10

     小さいことを一生懸命きちんとできると言うことはとても大切なことです。だれも見ていないような、つまらなく見えるようなことでも一生懸命、忠実にがんばるということです。小さなことをきちんとする人に神さまは大きな仕事もまかせてくださることでしょう。

 十一月三日(金)    1コリント四1〜2

     神さまは私たちにいろいろなものをゆだね、まかせてくださっています。なかでも神さまのすばらしい福音、イエスさまの救いを私たちはゆだねられているのです。そして神さまはその恵みを用い、またゆだねられている福音を伝えていくことを願っておられます。

 十一月四日(土)    ガラテヤ五22〜23

     ここには聖霊が私たちのうちに結ばせてくださる御霊の実があげられています。今週何度も取り上げてきた忠実もその中の一つです。それはわたしたちのがんばりから生まれるものではなく、神さまが私たちの心に与えてくださるものなのです。