聖書だ! ワクワク

 プリスキラ(またはプリスカ)とアクラはユダヤ人でしたが、もともとはローマに住んでいました。プリスキラが奥さんで、アクラがだんなさんです。二人の仕事は天幕造り(テントを作る仕事)でした。ところがユダヤ人たちが嫌いな皇帝が出てきたときに、ローマから追い出されてコリントに来たのです。二人がいつ、どこでイエスさまを信じたのかよく分かりません。でもローマから追い出されてギリシャのコリントに来たことは、彼らの人生を大きく変えていきました。彼らは生涯の友だちとなったパウロと出会うのです。


 十一月十九日(日)    使徒行伝十八1〜4

     パウロは第二回目の伝道旅行の途中でした。大きな町・学問の町だったアテネを離れて、次に訪ねたのがコリントだったのです。でもこの時にはパウロはそれまで一緒に旅をしていたシラスやテモテとも分かれていましたし、とても苦しい、落ち込んでいる時だったようです。アクラたちと出会ったことはパウロにとっても大きな喜びとなりました。

 十一月二十日(月)    使徒行伝十八5〜11

     パウロはアクラたちと一緒にテント造りの仕事をしました。けれどもテモテたちがピリピなどからの献金を持って来てくれましたから、御言を伝えることに専念します。パウロにも恐れがありました。けれども神さまは恐れるなとおっしゃいました。

 十一月二一日(火)    使徒行伝十八12〜23

     パウロは一年半コリントで伝道したのですが、反対運動が起こってコリントにいられなくなります。パウロはプリスキラとアクラを連れてエペソに向かい、二人をそこに残して自分はエルサレムに向かって旅をし、またアンテオケに戻ります。

 十一月二二日(水)    使徒行伝十八24〜28

     パウロがエペソからいなくなってからアポロという人がエペソにやって来ます。でも、イエスさまのことできちんと知っていないことがあったので、アクラたちはパウロから聞いていたイエスさまの話をしてあげました。アポロはますますすばらしい神さまの人になりました。みんなもイエスさまの話してあげられる?

 十一月二三日(木)    ローマ十五30〜33

     パウロは三回目の伝道旅行の途中で、エルサレムに行こうとしていました。パウロはローマのクリスチャンの人たちに、私のために神に祈ってほしいとお願いします。みなさんもぜひ教会の先生たちのためにお祈りしよう。みんなも誰かにお祈りしてもらおう。

 十一月二四日(金)    ローマ十六1〜2

     パウロはここでフィベを紹介します。パウロもフィベには助けてもらっていましたし、他にも助けてもらった人はたくさんいました。みなさんは誰かに助けてもらったことがありますか。誰かを助けたことがありますか。

 十一月二五日(土)    ローマ十六3〜4

     この手紙を書かれた時にはアクラたちはまたローマにいました。パウロはアクラたちによろしくと伝えます。プリスカとアクラはパウロの救うために自分の命も喜んで犠牲にしようとした人たちでした。イエスさまに命を捨てていただいた私たちは誰かのために命を捨てるのです。