今週はピレモンのことを紹介したいと思います。ピレモンはコロサイの教会の中心人物の一人でした。パウロはこの小アジアの教会のことを覚えて「コロサイ人への手紙」を書いています。実はこのピレモンへの手紙はもうおじいさんになったパウロがコロサイ教会のリーダーの一人だったピレモンに、ろうやの中から書き送った手紙なのです。この手紙の中でパウロはピレモンを信頼して、彼に一つのとても個人的なお願いをしています。どんなお願いだったでしょうね。
□ 十一月二六日(日) ピレモン1〜7
パウロにとってピレモンは「愛する同労者」でした。同じ思いで、一つの仕事に参加している仲間ということです。そしてパウロはお祈りのたびにピレモンのことを思い起こし、神さまに感謝しています。ピレモンは隠れた誰も見ていないようなところでみんなのために良いことをしていました。多くの人たちを愛して、みんなに喜びと慰めを与える・・・というような人物だったのです。
□ 十一月二七日(月) ピレモン8〜14
パウロのところにオネシモという人物が来ていました。このオネシモは何とピレモンのところの奴隷でした。でもピレモンに迷惑をかけ、ピレモンのところから逃げ出したのです。でもこのオネシモがろうやでパウロに出会ってイエスさまを信じたのです。
□ 十一月二八日(火) ピレモン15〜25
パウロはオネシモにピレモンのところに帰るようにと語ります。そしてこうしてピレモンにもオネシモを「私と同じように受け入れてほしい」とお願いする手紙を書くのです。何かオネシモがお金を取ったりと言うことがあったら、私が代わりに払うからとさえ言うのです。
□ 十一月二九日(水) 2コリント一3〜7
コリントの教会にパウロは手紙を書きます。いろいろ大変なことがあるけれど、苦しいこと・つらいこと・悲しいことがあればあるほど、また神さまの慰めと救いも満ちあふれるのだとパウロは言います。パウロ自身がそれを経験していたのです。
□ 十一月三十日(木) 2コリント二1〜4
パウロはこの手紙の前にとても厳しい手紙を書いていました。コリントの教会に困ったことがたくさんあったのです。「このままではいけない」コリントの人たちに何とか分かってほしいと泣きながら手紙を書いたのです。
□ 十二月一日(金) 2コリント二5〜11
コリントの教会にとても悪いことをした人たちがいたのです。でもパウロはその人たちが自分たちの罪を悲しんでいるのを聞いて、もうゆるして、受け入れてあげてほしいとお願いするのです。
□ 十二月二日(土) 2コリント二12〜17
パウロには神さまから任された大切な仕事がありました。イエスさまのことをみんなに伝えていくことです。イエスさまの福音は信じないと滅びるというとても厳しいメッセージでもありますが、信じる人にとっては命を豊かにもたらすメッセージでした。パウロはどこにいるときにも真心から御言葉を語ったのです。