聖書だ! ワクワク

 さていよいよ戦いが始まろうとしています。ヨシュアさんもイスラエルの人たちもいろいろな恐れがあったと思います。心配だったと思います。エリコには高い城壁があります。びくともしそうにありません。エリコには強い軍隊があります。イスラエルの人たちはまだまだ戦いに慣れていません。そんなに多くの武器もなかったでしょう。それに、すぐに「もうやだ」と文句を言う癖がついています。モーセがいてくれたら・・・とヨシュアも何回も思ったかもしれません。でも神さまはヨシュアを励まして、勝利を与えてくださいました。みんなにも戦いがあるはずです。悪魔との戦いです。でも神さまについていたら大丈夫です。


 一月二一日(日)    ヨシュア五13〜15

     ヨシュアはイスラエルのリーダーです。みんなに命令をする人です。でもそのヨシュアも神さまの前にはしもべになって靴をぬがなければなりませんでした。神さまにヨシュアのけらいになってもらうのではありません。ヨシュアがけらいなのです。

 一月二二日(月)    ヨシュア六1〜11

     神さまはヨシュアに「エリコはあなたの手に渡している」とおっしゃって特別な作戦をくださいました。でもこれはとんでもないことでした。毎日一回、七日間エリコの町をまわるのです。黙ってまわるのです。七日目は七回。そんなことで城壁がくずれるのだろうか。でも、ヨシュアたちは信じたのです。

 一月二三日(火)    ヨシュア六12〜21

     ヨシュアとイスラエルの人たちは神さまのおっしゃった通りにしました。そして七日目に七回町をまわって、大声で叫んだ時、エリコの頑丈な城壁がくずれたのです。エリコの町は全く滅ぼされてしまいました。

 一月二四日(水)    ヨシュア六22〜27

     エリコの町に入っていったときに、助かった人たちがいます。それはラハブの話を信じて、あの赤いひもの家に入っていた人たちでした。このラハブは後で、イスラエルの人と結婚して、イエスさまの系図に名前がのこされることになります(マタイ一5)。

 一月二五日(木)    ゼパニヤ三14〜17

     ゼパニヤの時代、イスラエルの人たちの心は神さまから離れていました。けれどもゼパニヤはイスラエルの人たちがもう一度、神さまの方に帰って来る時が来るのを見ています。そして「神さまは勇士で、力があって、私たちに力を下さる。だから何も恐れることはない」と語りました。

 一月二六日(金)    詩篇二十1〜9

     戦車がたくさんあるとか、馬をたくさん持っているということは昔の戦争ではとても大切なことでした(戦車と言っても馬が引く屋根のない馬車のようなものですが)。けれども、「本当に勝利を与えてくれるのは戦車や馬ではない、主だ」とこの詩篇の作者は知っていました。

 一月二七日(土)    詩篇四八1〜14

     この詩篇の作者は神殿に行って、神さまのことをいろいろ考えます。神さまがどんなに愛と恵みに満ちた真実なお方かを思い起こすのです。そしてこの作者は「あなたの右の手は勝利で満ちています」とも語るのです。