聖書だ! ワクワク

 神さまに選ばれて大切な仕事をまかされたサウルでした。とても謙虚でいばらない人ですし、自分のことを悪く言う人にもすぐに怒らないような心の広さ・ゆるしの心も持っていました。けれども、王様になったときに、だんだんおかしな事になっていきます。リーダーになったり、偉くなった時、有名になった時、何かができた時は気をつけなければなりません。困ったとき、大変な時は必死でお祈りし、神さまに聞こうとするのに、物事がうまくいっているときは案外自分のやり方、自分の思いで何でもやってしまうことが多いからです。


 三月十一日(日)    1サムエル十三1〜23

     サウルはサムエルが来てくれて、ささげものを神さまにささげ、お祈りをしてくれるのを待っていました。でも、なかなかサムエルが来ない、敵がたくさん来ているのが見える、イスラエルの兵隊たちは逃げ始めているという中で、とうとう待ちきれなくなってしまいます。でも神さまは待ってほしかったのです。

 三月十二日(月)    1サムエル十四1〜23

     ペリシテ人たちの数は多く、またたくさんの武器を持っていました。でも、サウルの子ヨナタンは勇気がありました。神さまを信じていました。神さまがいてくださったら、数は問題ではないということを知っていました。神さまは勝利をくださいました。

 三月十三日(火)    1サムエル十四24〜52

     サウルはみんなに何も食べてはいけないと命令していました。これは無茶な命令でした。神さまはサウル王様にそのことを教えてくださったのでしょう。王様の命令を破ったのは王様の息子のヨナタンでした。ヨナタンはお父さんがこんな無茶な命令をしていると知らなかったのです。

 三月十四日(水)    1サムエル十五1〜16

     神さまは敵を動物まで含めて全部滅ぼすようにと命令しておられました。でもサウルはその命令を守りませんでした。そしてサウルはごめんなさいとすなおに謝ることもしませんでした。いろいろ言い訳がたくさん出てきたのです。

 三月十五日(木)    1サムエル十五17〜35

     サウルは「みんながやったのです」とみんなのせいにし、「神さまのために取っておいたのです」と弁解をしました。でも神さまが一番願っておられたのは、サウルが神さまのみことばに聞きしたがう事でした。そしてサウルは自分が悪かったと分かっても、素直になれず、自分のメンツを心配していたのでした。

 三月十六日(金)    1サムエル十六1〜13

     神さまはサウルに代わる新しい王様を選ばれました。エッサイの家に行ったサムエルはかっこいいお兄さんを見て、きっとこの人が王様だと思いました。でも神さまは外側よりも人の心の中を見ておられました。

 三月十七日(土)    1サムエル十六14〜23

     神さまに選ばれたダビデには、神さまの霊が注がれました。でもサウル王様は悪魔になやまされるようになりました。サウル王様がいらいらしている時には、ダビデが得意の竪琴をひきました。そうすると不思議にサウルの気持ちがおさまるのでした。