聖書だ! ワクワク

 私たちの歩みの中にはいろいろなことを選ばなければならないときがあります。そういうときに、私たちは、どんな理由で決めるでしょう。どれだけ自分が得をするか。どれだけ自分が疲れないか、楽か、損をしないか、といった自分のことだけしか考えられない人はとてもかわいそうな人です。
 なぜアブラムは自分よりも若いロトに最初に選ばせてあげたのでしょう。あなただったらどうしますか。人のことも考え、神さまによくお祈りして決められるといいなあ。


□ 五月二五日(日) 創世記十三1〜7
 エジプトはとても豊かな土地だったでしょう。でもアブラムはまたカナンの地に戻ります。そのままエジプトにいてはいけないと思ったのでしょう。アブラムは初めに築いた祭壇に戻って、神さまにお祈りしたのでした。
□ 五月二六日(月) 創世記十三8〜13
 アブラムはロトと別れることにします。アブラムもロトも持ち物が多かったからです。ロトはとても豊かで住みやすそうに見える方を選びます。ロトは自分は得をした、賢い、と思ったかもしれません。でもロトには大切なものが見えていませんでした。
□ 五月二七日(火) 創世記十三14〜18
 神さまはアブラムにもう一度約束を与えられます。目に見える土地を全部与えること、そしてアブラムからたくさんの子孫ができることです。アブラムはまた神さまに祭壇を築いて、ささげものをささげお祈りをしたのでした。
□ 五月二八日(水) 創世記十四1〜16
 戦争が起こりました。そしてロトとその家族もつかまって捕虜になってしまいました。そのことを聞いたアブラムはじっとしていられ ませんでした。すぐに立ち上がって、ロトや町の人たちを救い出したのでした。
□ 五月二九日(木) 創世記十四17〜24
 アブラムが大勝利をおさめて帰ってきたとき、神さまにお祈りをするメルキゼデクという王さまがアブラムのところに来てアブラムを祝福しました。アブラムは自分のためにお祈りしていてくれた人がいたことを知ったのです。
□ 五月三十日(金) マタイ七13
 狭い門と広い門、たくさんの人が選ぶ道と通る人の少ない道、どちらを選んだらいいでしょう。どちらが命や救いにつながっているでしょう。狭い門から入れ、とイエスさまはおっしゃいました。
□ 五月三一日(土) 2コリント四16〜18
 私たちは何を見ているでしょう。案外、見えるものよりも見えないものの方が大切です。すぐになくなってしまうものではなく、いつまでも続くものにしっかり目を注いでいきたいと思います。そうしたら、裏切られてがっかりさせられてしまうことはないでしょう。