新しい年度になりました。新しく小学生になったお友だち、新しく中学生になったお友だちもいるでしょうね。そして、みんなが一つ一つ学年が上がって、ワクワクしていることでしょう。いろいろな心配もあるかもしれませんね。でも大丈夫です。神さまはあなたのためにすばらしいことを考えていて下さるからです。すてきなことがたくさん待っています。そして、何よりも、神さまがいっしょです。みなさんのためにお祈りしています。 4月4日(日) ヨハネ二〇1-10  イエスさまが死んでお墓に入れられてから三日目。日曜日の朝。お墓の入り口の石は取りのけられ、お墓の中は空っぽでした。イエスさまをくるんでいた布だけがそこに残されていました。死がイエスさまを暗いお墓の中に閉じ込めておくことはできなかたのです。 4月5日(月) ヨハネ二〇11-18  マリヤは墓の泣いていました。イエスさまがよみがえられて、後ろに立っておられたのに、まだ泣いていました。でもイエスさまがマリヤの名前を呼んでくださった時、マリヤの悲しみは喜びに変わりました。 4月6日(火) マタイ二八1-10  お墓にイエスさまをさがしてもイエスさまは見つかりません。イエスさまは、よみがえって今も生きて、私たちに「平安あれ(シャローム) と呼びかけて下さるのです。 4月7日(水) マタイ二八11-15  イエスさまのお墓の前にはローマの兵隊が立って、番をしていました。でもその番人たちは、いくら見張りをしていても無駄でした。イエスは、確かによみがえられました。でも、そのことを信じない祭司長たちは、嘘を言ってまわるようにといいました。 4月8日(木) マタイ二八16-20  イエスさまはよみがえって今も生きて、すべての権威をもっておられます。そのイエスさまが私たちと一緒にいてくださるのです。ですから、私たちも出て行って、イエスさまのことをたくさんの人たちにお知らせしましょう。 4月9日(金) マルコ一六1-13  イエスさまはよみがえられたので、もうお墓にはおられません。でも、よみがえられたイエスさまにお会いした人たちの話を聞いても、お弟子さんたちはイエスさまがよみがえられたことを信じませんでした。 4月10日(土) マルコ一六14-20  イエスさまはお弟子さんたちのところにも来てくださり、全世界に出て行って福音を伝えるようにと命じられました。そして弟子たちはイエスさまがおっしゃったように、イエスさまの救いの知らせを宣べ伝えていったのです。  新しいクラスになった人たちは、新しいお友だちができたでしょうか。誰かが声をかけてくれるのを待っているだけではなく、今まで話したことがない人に声をかけてみましょう。話すまでは、この人は何を考えているのかなあ、この人はいじわるかも・・・と思っていても、話してみると、よい友だちになれることがよくありますよ。あなたの方から、みんなの友だちになってみてください。 4月11日(日) ヨハネ二〇19-23  日曜日の夕方、お弟子さんたちは怖くて、部屋の戸を固く閉じたまま、じっとしていました。でも、そんな弟子たちのところにイエスさまが来てくださって、「安かれ」と言ってくださいました。そして、「あなたがたをつかわす」ともう一度声をかけて下さいました。弟子たちには聖霊の約束も与えられていました。 4月12日(月) ヨハネ二〇24-31  トマスだけは日曜日の夜にいませんでした。他の弟子たちがみんな、イエスさまに会ったと言っても、トマスは絶対に信じないと言いました。でもイエスさまは、そんなトマスにもご自身を表してくださいました。 4月13日(火) 1コリ一五1-11  パウロはイエスさまの福音を一生懸命伝えました。このイエスさまのすばらしいニュースは、イエス・キリストが聖書に書いてあるとおり、私たちの罪のために死に、よみがえってくださったというニュースでした。 4月14日(水) 1コリ一五12-28  イエスさまは確かに死を打ち破ってよみがえってくださいました。そしてこのイエスさまの復活こそは、私たちの希望です。イエスさまがよみがえられたように、私たちも死んでも、またよみがえらせていただけるからです。 4月15日(木) 1コリ一五29-34  主イエスのよみがえりを信じ、自分もまたよみがえりの希望に生きている人は、神さまの福音を宣べ伝え、罪から離れて正しい生き方をするはずです。この地上の生活だけが全部ではないこと、今のあり方がやがて来る祝福につながっていることを知っているからです。 4月16日(金) 1コリ一五35-49  よみがえった時、私たちはどんな体なのでしょうか。神さまは私たちに新しい、霊のからだを与えて下さいます。おばけになるのではありません。痛みや苦しみからも自由な新しいからだです。 4月17日(土) 1コリ一五50-58  やがてイエスさまがもう一度来られる時、私たちもよみがえります。私たちはやがていつか死ぬでしょう。でも死は、私たちをだめにすることはできません。死はイエスさまのよみがえりの勝利にのみ込まれてしまったからです。  新しいお友だちができたら、ぜひ教会に誘ってあげて下さい。最初、誰かを教会に誘う時にはちょっと勇気がいるかもしれません。友だちにいやがられたらどうしよう、バカにされたらどうしよう、といろいろ考えてしまうこともあるでしょう。だからぜひ神さまにお友だちの名前を上げてお祈りしてください。神さまに勇気と力をいただきましょう。 4月18日(日) ヨハネ二一1-14  弟子たちはまたガリラヤ湖で漁を始めました。漁だったらできると思ったかもしれませんね。でも、魚は一匹もとれません。イエスさまが近づいて、弟子たちに大漁を与えてくださいました。弟子たちが最初イエスさまにお会いした時にもそのようなことがありましたね。お弟子さんたちはイエスさまとお会いして、もう一度イエスさまのために生きることになります。 4月19日(月) 1ペテロ一1-2  ペテロは小アジア(今のトルコ)にあった教会の人たちに手紙を書きました。この手紙の受け取り手たちはいろいろな町々に散らばって住んでいました。でも神さまによって選ばれ、十字架の血によって救われ、御霊によってきよめられたということでは一つでした。 4月20日(火) 1ペテロ一3-9  この手紙をペテロが書いていたころはイエスさまを信じていた人たちはいろいろな試練にあっていました。迫害もありました。でも、教会の人たちはイエスさまを愛していました。喜んでいました。輝いていました。 4月21日(水) 1ペテロ一10-12  イエスさまの救いのことについては旧約聖書の時代からみんな、いつ、どのように、そのことが起こるのか、調べていました。そして、本当にイエスさまは来てくださって、救いを与えてくださいました。 4月22日(木) 1ペテロ一13-16  ペテロはイエスさまがもう一度来てくださることを知っていました。待っていました。だから、この聖なるお方とお会いするためにも「聖なる者になりなさい」と言ったのです。 4月23日(金) 1ペテロ一17-21  悪魔の言いなりになって生きるのはとても空しい生活です。でもイエスさまはそのような中から私たちを救ってくださいました。お金をたくさん払ったのではありません。もっともっと尊い、キリストの血によって買い戻してくださったのです。 4月24日(土) 1ペテロ一22-25  私たちはイエスさまを信じる時、新しく生まれるのです。そして、私たちにそのことをしてくださるのは、神の変わることのない生ける御言です。何が変わったとしても、神さまの言葉は変わることはありません。  私たちにはイエスさまのお手伝いができないでしょうか。大きくなって、牧師さんや宣教師になったり、教会学校の先生になるのもすばらしいと思います。でも中学生にはイエスさまのお手伝いができないでしょうか。できます。小学生はどうでしょう。できます。幼稚園は?できます。私たちが小さかったら大人とおなじことはできないでしょう。でも子どもにしかできないこともたくさんあるのです。教会の先生に聞いてみてごらんなさい。 4月25日(日) ヨハネ二一15-19  イエスさまはイエスさまを知らないと言ったペテロに三回、「わたしを愛するか」とたずねてくださいました。そしてペテロに対して大切なお仕事をまかせてくださいました。大変なこともあるでしょう。でもイエスさまは「従ってきなさい」とおっしゃいました。 4月26日(月) ヨハネ二一20-25  イエスさまの愛しておられた弟子とはヨハネのことだと言われます。ペテロはヨハネのことが気になります。主よ、この人は?でもイエスさまは、ペテロは人のことはいいから、あなたはわたしに従ってきなさいとおっしゃいました。 4月27日(火) 1ペテロ二1-10  私たちは暗い中を歩んでいました。でもイエスさまは私たちをあわれんでくださって、神さまの民としてくださいました。驚くみ光の中に移してくださいました。このイエスさまに頼る人は、失望に終わることがありません。 4月28日(水) 1ペテロ二11-17  私たちは自由です。自由とはすばらしいことです。でも、自由だから、何をしても勝手だと、悪いことをし始めたら大変なことになります。私たちは与えられた自由を用いて神さまの僕として生きるのです。 4月29日(木) 1ペテロ二18-25  イエスさまは私たちが罪から離れ、救われて正しく生きることができるようにどんなにひどいことをされても、ばかにされても十字架をしのんで行かれました。私たちもこのイエスさまにならって生きるのです。 4月30日(金) 1ペテロ四12-19  大変な試練や迫害がありました。苦しめられ、ばかにされることもありました。でも、イエスさまがもう一度来られる時、すべての苦しみは大きな喜びに変えられるのです。 5月1日(土) 1ペテロ五1-5  ペテロは教会のリーダーたちに、神の羊の群れを牧するようにと言います。これは教会に来ている人たちのために祈りつつ仕えていくことを示しています。イエスさまを信じた人たちが迷わないように導くこと、それはペテロに託されたことでもありました。  ゴールデンウィークでお出かけする人たちもいることでしょう。神さまは私たちのお祈りを聞いてくださるお方です。行く道・帰る道、神さまが一緒にいてくださって、守ってくださるようにお祈りしましょうね。教会をお休みする時には、教会の先生にお話ししておいてくださいね。みんなのためにお祈りしていてくださいますから。  どこにもお出かけしない人も、学校が休みの時、楽しく過ごせるようにお祈りしています。 5月2日(日) 士師六1-10  イスラエルの人たちは豊かになってくるとすぐに悪いことを始めました。神さまはミデアン人がイスラエルに攻めてくるのをおゆるしになり、ミデアン人はイスラエルを悩ましました。けれども、そんな中でイスラエルの人たちはもう一神さまにお祈りすることを思い出したのです。 5月3日(月) 士師六11-18  困った時だけ、神さまにすがろうとするイスラエルの人たちでしたが、神さまはそんな人たちをもあわれんで、ギデオンを立ててくださいました。あまり勇敢ではなかったギデオンに「大勇士よ」と呼びかけ、「あなたと共にいる」と約束をくださったのです。 5月4日(火) 士師六19-24  ギデオンは自分が話していた相手が主の使いであることを知って恐れます。死んでしまうと思いました。でも、主は「安心せよ、恐れるな」と平安を与えてくださいました。 5月5日(水) 士師六25-32  神さまはギデオンに偶像を壊し、その祭壇を打ち壊すようにとおっしゃいました。怖かったギデオンは夜に隠れて、このことをします。町の人たちはカンカンです。でも神さまはギデオンを守ってくださいました。 5月6日(木) ピリピ四4-13  パウロはいろいろ大変なところを何回も通りました。でも、パウロはどんな時にも喜んでいることができました。パウロを強くしてくださる神さまがいてくださったからです。 5月7日(金) エペソ六10-12  私たちにも戦いがあります。けれども、それは他の人間との戦いではありません。やみの世の支配者である悪魔との戦いです。悪魔はとても強いのです。けれども安心してください。あなたを強くしてくださる、偉大な力をもっておられる主がいてくださるからです。 5月8日(土) エペソ六13-20  悪魔との戦いに勝つためには準備がいります。神の武具を身につけることが大切です。悪魔のどんな攻撃をも防ぎ、悪魔を撃破して、福音を伝えていくためです。祈り合い、支え合って、悪魔に立ち向かいましょう。 新 年度になって最初の一ヶ月が終わりました。たくさんお友だちができたでしょうか。みなさんの周りを見渡してください。もし、まだ誰もお友だちができていない人、ひとりぼっちで、あまり友だちがいない人がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。お友だちになってあげてください。みんなのお友だちのためにもお祈りしてあげましょう。私たちは、私たちのお祈りを聞いて下さる力のある神さまを知っているからです。 5月9日(日) 士師六33-40  ミデアン人やアマレク人たちがイスラエルに攻めてきました。神さまの霊がギデオンに臨みました。ギデオンはみんなを集めて、敵と戦うことにしました。でもギデオンはやっぱり心配です。そこで神さまにしるしを求めました。神さまはそんなギデオンの求めを聞き入れてくださいました。 5月10日(月) 士師七1-8  敵は数え切れないほどたくさんいました。ギデオンのところにも三万二千人が集まったのですが、それでも敵に比べたらとても少なく見えます。でも神さまは多すぎるとおっしゃいました。神さまが残されたのはたったの三百人でした。 5月11日(火) 士師七9-15  神さまはギデオンを敵陣に偵察に行かせます。敵は、ギデオンと、その神なる主を恐れて、震えていました。ギデオンはすっかり勇気が出て来ました。神さまが敵を打ち破って下さると言うことを確信することができたのです。 5月12日(水) 士師七16-25  ギデオンは三百人、敵は一三万五千人でした(八10)。でもみんなは一つになって主のために戦いました。そして、主は彼らと共に働いて、知恵と力をくださり、イスラエルの人たちに大勝利を与えてくださいました。 5月13日(木) イザヤ四〇27-31  私たちは元気な時ばかりではないでしょう。けれども、神さまは、私たちが弱り、疲れ切っている時にも、力を与えてくださいます。神さまを信じ、神さまを待ち望む人はいつも新しい力をいただいて、鷲のように力強く上ることができるのです。 5月14日(金) イザヤ四一8-16  神さまが私たちと一緒にいて、私たちを強くして下さいます。私たちが恐れに取り囲まれてしまいそうになる時にも、私たちの右の手を固く握り、「私が助けるから」と声をかけてくださるのです。 5月15日(土) イザヤ四三1-7  神さまは私たちを造ってくださいました。神さまはわたしたちを買い戻して、神さまのものとしてくださいました。神さまは私たちを愛して、いつも私たちと一緒にいて、私たちを守り、助けてくださいます。  あなたはいじめられたことがありますか?いじめられていると本当につらいよね。学校に行くのもいやになるよね。つらいのに親にも先生にも言えない・・・。まず知って下さい。あなたがいじめられているのは、あなたのせいではありません。あなたが悪いのではないのです。そして、どうぞ、教会の先生に相談してください。一緒にお祈りしてもらって下さい。神さまはあなたと一緒にいてくださいます。あなたのつらい気持ちをわかってくださいます。あなたを助けて下さいます。 5月16日(日) 士師一三1-25  イスラエルの人たちは四〇年間ペリシテ人の支配の下に置かれて苦しんでいました。でも、そのようなイスラエルのために、神様は一人の赤ちゃんを与えてくださいました。サムソンでした。神様の霊はサムソンを強くしました。 5月17日(月) 士師一四1-9  ある時、飢えたライオンがサムソンに向かってきました。大ピンチです。でも、神様の霊がサムソンにのぞむと、サムソンに力が与えられて、ライオンを素手で引き裂いてしまいました。後でライオンの体からおいしい蜜が取れました。 5月18日(火) 士師一四10-20  サムソンはペリシテ人の女の人と結婚します。サムソンはお客さんのペリシテ人たちになぞかけをします。お客さんたちは花嫁を脅して、その答えを聞き出します。主の霊に満たされたサムソンは、とんでもない力を出しました。 5月19日(水) 士師一五1-8  サムソンはペリシテ人たちをさんざんに痛めつけます。サムソンが怒るとだれも手をつけられません。いつもはいばり、イスラエルを苦しめていたペリシテ人たちでしたが、サムソンにはかないませんでした。 5月20日(木) 士師一五9-17  怒ったペリシテ人たちはみんなでユダに攻めてきました。サムソンを出せと叫んでいます。サムソンは縛られて、ペリシテ人に渡されますが、サムソンは綱を引きちぎり、ろばのあごの骨でペリシテ人たちを倒しました。 5月21日(金) 士師一五18-20  大勝利を経験したサムソンでしたが、喉が渇いて死にそうになります。サムソンは自分の力が神さまからのものであることを知っていなければなりませんでした。神さまが泉を開かれたので、サムソンは救われたのでした。 5月22日(土) エレミヤ一4-10  神さまは若いエレミヤに声をかけて、神さまの御用のために用いようとされました。エレミヤは自分は若者にすぎないと尻込みします。で神さまはエレミヤが生まれる前からエレミヤを選んでいてくださったのです。  あなたはいじめに参加するように誘われたり、強制されたことがありますか。いじめに参加しないということは勇気のいることです。自分も一緒になっていじめに参加しないと、今度は自分がいじめのターゲットになってしまうかもしれないからです。でも、いじめられている人の立場に立つと、ひとりぼっちで誰も味方になってくれる人がいないのは、いじめそのものよりももっとつらいものです。決してやさしい決断ではないと思います。あなたがお祈りして、どうしたらいいのか、神さまに知恵と勇気を与えられるようにお祈りしています。 5月23日(日) 士師一六1-9  サムソンは力持ちでした。でも、サムソンも自分の力がどこから来るのかちゃんと知っていました。その力は神さまから来るものだったのです。 5月24日(月) 士師一六10-17  サムソンはデリラが大好きでした。デリラは敵のペリシテ人の女の人です。デリラはペリシテの君たちにお金をもらってサムソンの秘密を聞き出そうとしていました。サムソンが神さまよりも、デリラの方が大事になってしまったところに大きな落とし穴がありました。 5月25日(火) 士師一六18-22  デリラに髪の毛をそり落とされてしまったサムソンは力を出すことができませんでした。神さまがいっしょにおられなかったのに、サムソンはそのことにも気づいていなかったのです。 5月26日(水) 士師一六23-31  サムソンはペリシテ人につかまえられて、目を見えなくされて、鎖でつながれていました。サムソンとイスラエルの神さまをバカにしようと集まったペリシテの人たちを倒すために、サムソンはもう一度力を神さまに求めたのでした。 5月27日(木) 2コリ一三5-8  私たちの力は一緒にいて下さる神さまの力です。自分自身の力ではありません。だから私たちは神さまに従っている時には力があります。神さまに背を向けて、自分勝手なこと、罪を犯している時には力が出ないのです。 5月28日(金) ヤコブ四1-6  自分のことばかり考えていると、一番大切な神さまの力をいただくことはできません。へりくだって、神さまや他の人のことを思って、お祈りをしてみてください。神さまはあなたのお祈りに答えてくださいます。 5月29日(土) ヤコブ四7-10  悪魔は何とか、私たちのことをだめにしようとします。私たちのことをおどして、降参させようとします。でも、勇気を出して、神さまに従って、悪魔に立ち向かいましょう。神さまはあなたを助けてくださいます。  あなたは誰かをいじめたことがありますか。いじめは悪いことと、分かっているのにやめられないということはないでしょうか。いじめは、一度始めてしまうと、なかなか止められないのです。でも、どうぞ勇気を出していじめをやめてください。きっとあなたもいじめられたことがあるはずです。友だちや、親や、他の大人に裏切られたことがあるかもしれません。知ってください。あなたのことを愛していてくださる神さまがいてくださるのです。 5月30日(日) サムエル上一1-8  ハンナは夫エルカナにとても愛されていました。でも、子どもがいないハンナはいじめられていました。ハンナは悲しくて泣いてしまうこともたくさんありました。でも神さまは知っておられました。神さまはハンナのために特別なご計画をもっておられたのです。 5月31日(月) サムエル上一9-18  ハンナは深い悲しみを抱えて、泣きながらお祈りしていました。神さまの前にずっと座り込んで、長くお祈りしていました。けれどもやがて、ハンナは立ち上がります。神さまがお祈りを聞いてくださったという確信が与えられたのです。 6月1日(火) サムエル上一19-28  神さまはハンナの祈りを聞いて、男の子を与えてくださいました。サムエルです。そしてハンナはお祈りの時に神さまに約束したとおりに、サムエルを神さまにささげます。サムエルは小さい頃から神さまのお仕事をして大きくなったのでした。 6月2日(水) サムエル上二1-11  ハンナはお祈りを聞いて、子どもを与えてくださった神さまを心から賛美します。こんなすばらしい神さまは他にいない。ハンナは大きな喜びをもって、心いっぱい主をたたえたのです。 6月3日(木) サムエル上二12-17  そのころ神さまのお仕事をしていたのはエリでした。その子どもたちがお手伝いをしていました。でも、その子どもたちは神さまの喜ばれることではなく、自分の好きなことを勝手にしていました。 6月4日(金) サムエル上二18-21  ハンナは神さまの前でお手伝いをしていたサムエルのために毎年、すてきな上着をプレゼントしました。ハンナはいつも、サムエルのことを思って、お祈りしていたのでしょうね。神さまはハンナを祝福して、他に五人の子どもをくださったのでした。 6月5日(土) サムエル上二22-36  エリは自分の子どもたちを注意します。でも子どもたちはお父さんの言うことを聞きませんでした。神さまはエリに神さまの裁きを告げられます。でも、サムエルは神さまにも、人にも愛される子どもとして成長して行きました。  神さまは今でも私たちの耳に聞こえるようにお話になることができます。でも、今は、多くの場合はそうなさいません。今、私たちは昔の人たちよりもずっと恵まれています。聖書を開いて、いつでもどこでも好きなだけ神さまの御言葉を聞くことができるからです。神の言葉はそこにあります。でも、その聖書を開いて読むのはあなたの責任です。神さまが一生懸命お話しくださっているのに、聞かなかったら、神さまは悲しいよね。 6月6日(日) サムエル上三1-10  神さまが最初サムエルを呼ばれた時、サムエルにはそのことが分かりませんでした。でもエリ先生に教わって、「しもべは聞きます。主よ、お話しください」と答えます。私たちが一生懸命お祈りして、神さまに聞いていただくのも大切ですが、もっと大切なのは神さまのお声を聞くことです。 6月7日(月) サムエル上三11-21  神さまがサムエルにお話になったメッセージは決して楽しい話ではありませんでした。でもサムエルは神さまのお言葉をきちんと聞いて、それを伝えました。神さまはサムエルといっしょにいてくださいました。 6月8日(火) サムエル上四1-21  イスラエルには大切な「契約の箱」という箱がありました。モーセの時代に造られた箱で、神様が書かれた十戒が入っていました。でも、イスラエルが従わなかったので、その神の箱は奪われてしまいました。 6月9日(水) サムエル上五1-12  ペリシテ人はイスラエルに勝ち、神の箱を奪い、偶像を拝んで喜びましたが、神さまはペリシテの偶像が本当の神さまなのではないこと、イスラエルの神さまを恐れることを、ペリシテの人たちにも示されたのでした。 6月10日(木) サムエル上六1-21  災いにあったペリシテの人たちは神の箱をイスラエルに返します。神の箱はイスラエルのベテシメシに返ってきました。しかし、神さまを恐れなかったベテシメシの人たちが箱をのぞいたので、七〇人の人たちが死んでしまいました。 6月11日(金) マタイ四1-4  食べ物を通して栄養をとることもとても大切です。でも、それだけでは人は生きていけません。神さまが語られる一つ一つのお言葉をしっかり聞いて、よく味わい、従うことが、私たちの心に命を与えるのです。 6月12日(土) 詩篇一九  神さまのみ言葉はどんな宝物よりも価値があります。どんなに甘い蜂蜜よりも甘いのです。だから、神さまのみ言葉は何よりもすてきで、何よりも価値があるものなのです。あなたは何を一番にもとめるでしょうか。  聖書の中で「聞く」ということは、ただ耳で聞きましたと言うことではなく、聞いて従うことです。だから私たちが聖書を読む時、教会で神さまのお話を聞く時にも、神さまの言葉を聞いて分かった・理解できたというだけでなく、神さまがおっしゃるとおりに生きるということが大切なのです。神さまはあなたにどうおっしゃっているでしょうか。あなたは神さまがそのようにおっしゃっていることを知った時、どうしましたか? 6月13日(日) サムエル上七1-4  イスラエルの人たちは、もう一度神さまに帰りたいと思いました。サムエルはそのことを聞いた時に、もしそうなら、いろいろなうその神さまを信じるのをやめなさい、と言いました。イスラエルの人たちはサムエルが言ったとおりに、他の神さまを捨て、一心になって、主に立ち帰ったのでした。 6月14日(月) サムエル上七5-17  イスラエルの人たちは集まって、神さまの前に自分たちが悪かったことをおわびしました。ところがペリシテ人が責めてくるというニュースがまた入りました。サムエルは神さまにお祈りします。神様はイスラエルの人たちを助けてくださいました。 6月15日(火) ヨエル一1-20  ヨエルは神様の言葉を語る預言者でした。ある時、イスラエルの国にたくさんのいなごが飛んできて、緑のものを全部食べてしまいます。ヨエルは、悔い改めて神さまに立ち帰るようにとみんなに語ります。 6月16日(水) ヨエル二1-11  ヨエルは厳しい災いの日・裁きの日が近づいていることを人々に語ります。それは余り聞きたくないメッセージだったことでしょう。でもイスラエルの人たちは、そのメッセージを聞かなければなりませんでした。 6月17日(木) ヨエル二12-27  ヨエルは、今からでも遅くないから、悔い改め、自分の悪いことを神さまにおわびして、神さまのところに帰るようにと呼びかけます。神さまはゆるし、救うことを願っておられるからです。 6月18日(金) ヨエル二28-32  ヨエルはやがて、神さまの霊が注がれて、人々が神さまの言葉を語り、神に希望をもって生きる日が来ることを知っていました。そして、ペンテコステの日に本当にそのことが起こりました。イエスさまの弟子たちが神さまの言葉を語り出したのです。 6月19日(土) ヨエル四1-21  ヨエルは今よりもずっと大きな災いがイスラエルに迫っていることを知っていました。でも、それと共に、やがて神様がイスラエルを回復し、もう一度救ってくださること、エルサレムが永遠の祝福を与えられることを知っていました。  神さまに従うということは、神さまのおっしゃることをよく聞いて、神さまのいわれるとおりに生きることです。でも、私たちはやっぱり失敗してしまうことがあるかもしれません。私たちは弱いからです。だからこそ、私たちは、神さまにお祈りします。私たちの弱さを知っていてくださる神さまにお祈りします。知ってください。神さまは私たちが神さまの喜ばれる道を力強く歩めるように力を下さるのです。 6月20日(日) サムエル上八1-21  イスラエルの国は大きく変わろうとしていました。人々は王さまがほしいと言いました。サムエルの息子たちが神様に従わなかったからということもありました。でもそれ以上に、王さまがいたら自分たちはきっと強くなると思ったのです。でも本当の王さまは、神さまだったのです。 6月21日(月) サムエル上九1-14  神さまは小さなベニヤミン族の中から王さまになる人を選ばれました。サウルです。サウルはいなくなった、ろばを探して旅をしていました。しかし神さまは不思議な仕方でサウルをサムエルのところに導いておられましたのです。 6月22日(火) サムエル上九15-27  油を注ぐとは、神さまのために選び取り分けて、神さまの特別なお仕事をまかせることでした。サムエルとサウルは初対面でした。でもサムエルは神さまに従って、サウルを迎え一緒に食事をしました。神さまはあなたにはどんなお仕事をまかせておられるでしょうね。 6月23日(水) サムエル上十1-16  サムエルはサウルに油を注ぎ、イスラエルの王とします。神さまはサウルに新しい心を与え、神さまの霊を豊かに与えて神さまが一緒にいて下さることを約束してくださったのです。 6月24日(木) サムエル上十17-27 サムエルは今度は、イスラエルの全ての人たちの前で、神さまがサウルを選ばれたことを宣言しなければなりません。どうしたらみんなはサウルを王さまと認めてくれるでしょうか。サムエルはくじを引きます。そしてくじは本当にサウルに当たります。 6月25日(金) サムエル上一一章 アンモン人がイスラエルのヤベシ・ギレアデに攻めて来ました。ヤベシ・ギレアデの人たちはサウルに助けを求めます。そして神さまはサウルを通して大勝利を下さいました。サウルは神さまの選ばれた王さまだったからです。 6月26日(土) サムエル上一二章 イスラエルの王さまにはとても大切なことがありました。他の国の王さまのようにいばって、自分の事ばかり考えていてはいけませんでした。神さまを恐れ、神さまに仕えることでした。  王さまの仕事ってなんでしょうね。あなたは王さまになりたいですか。王さまは自分の事ばかりではなく、神さまに従い、みんなのことを考えていなければなりませんでした。神さまはあなたに何になってほしいと思っておられるでしょうか。よくお祈りして、考えてみましょうね。でも何になるにしても、大事なことは、神さまを恐れ、みんなを大事にして生きることです。 6月27日(日) サム上一三1-23  サムエルはサウルに、ギルガルで待っているようにと言いました。サムエルは待っていました。でもペリシテ人が攻めて来ます。サウルは焦ってきました。そして、とうとう待ちきれなくて、サムエルがしなければならないことを、自分でしてしまいました。それはしてはいけないことでした。何よりも大切なのは神さまに従うことだったからです。 6月28日(月) サム上一四1-23  さてたくさんのペリシテ人たちが攻めて来ました。みんな逃げてしまってサウルのところには六百人しかいません。ピンチです。みんあがふるえている時、サウルの子ヨナタンは自分の従者と二人で敵の方に出て行きます。神さまが助けてくださったら大丈夫、と信じていたからです。 6月29日(火) サム上一四24-52  他の人たちも勇気を出してペリシテ人を追います。でも、お腹がすいて疲れてしまいます。サウル王さまが無茶なことをみんなに命じたからです。王さまのすべきことは何なのでしょうね。 6月30日(水) サム上一五1-9  神さまはサウルに、アマレクを人も動物も、全部滅ぼすようにと命じておられました。でもサウルとイスラエルの人たちはもったいないからと、神さまに従うことをしませんでした。 7月1日(木) サム上一五10-16  サウルは、サムエルに神さまのおっしゃるとおりにしなかったことを言われたときに、すぐにいいわけをします。サウルは民のせいにし、また自分がなぜそういう決断をしたのかを話して、自分は悪くないはずだと自分を正当化します。 7月2日(金) サム上一五17-35  神さまはどんなにたくさんのささげものをすることよりも、神さまの言葉を聞いて、従うことを願っておられました。サウルはその一番大切なことをしなかったので、神さまに捨てられてしまいます。 7月3日(土) ヨシュア一1-9  ヨシュアはモーセが死んだ後、イスラエルのリーダーになります。そんなヨシュアに神さまはあなたと一緒にいるから、雄々しくあれ、強くあれとおっしゃいます。そして、右にも左にもそれないで、神さまのみ言葉(律法)から離れないようにとおっしゃったのです。