Q3 全面的な改正というけれど、何がどう変わるのですか?

A3 大掴みに言うと、教育の土台が、一人ひとりの子ども(国民)の「個人の尊厳」を尊重することから、国家が定める道徳規範  に基づき、国家が求める人間像を国民に要求し、国民はそれに従うよう求める法律に変わります。従来法を特色付けていた「普遍的にしてしかも個性豊かな」「真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた…国民の育成」といった文言は影を潜め、代わって、新法では「公共の精神を尊び」「伝統を継承し」「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた…国民の育成」などの価値観が前面に出されています。