Q5 具体的にクリスチャンの先生や生徒が困ることが、何かありますか?

A5 例えば、卒業式や入学式で「国旗」に向かって礼をし、「国歌」を斉唱することの強制に対して、クリスチャンを含む教員や児童生徒、保護者、来賓らが、自分の良心に基づいてそれらを拒否してきました。その根拠の柱が憲法であり、教育基本法でした。法改定によって、その後ろ盾そのものが変えられてしまったことになるのです。問題は、単にクリスチャンが損か得かということではなく、この国で暮らす少数派の人々の人格とその良心の自由が、教育において尊重されるという民主主義の根源的な価値が、改定によってないがしろにされてしまうことです。